ホンダ シビックと日産 GT-Rを比較した情報をお届けします。二つの車種に共通することは、昭和時代から長年、その名前を多くのファンに親しまれてきた伝統的なブランドであることです(GT-Rは最初、スカイラインGT-Rとして名を知られていました)。

今でも、シビックやGT-Rのように、伝統的なブランドの車を好む方々は多いと言えます。今回の比較記事は、そうした方々にとって、様々な形で参考になると言えるのではないでしょうか。

今回はシビックとGT-Rを比較し、特徴や性能、そして評価についてどのような違いがあるかを明確にします。

シビックのジャンル・タイプ・特徴

シビックは、ホンダで生産されている、伝統的な乗用車です。1972年に初代が販売開始となり、2011年から約4年間、日本市場から撤退していた時期もありましたが、2015年に復刻し現在に至ります。

シビックのジャンルは、一般大衆向けの小型乗用車になります。欧州ではCセグメント、アメリカではコンパクトカーに分類されるためです。タイプはセダン、ハッチバック、スポーツモデルのType-Rの三つが存在します。

同型の乗用車と比べ、トップレベルの走行性能を誇り、一般大衆向けの小型車としてはハイクオリティな走りぶりに加え、乗り心地でもトップクラスの質を手に入れています。

GT-Rのジャンル・タイプ・特徴

GT-Rは、日産で生産されている、伝統的なスポーツカーです。
元々は、「スカイライン2000GT-R」として、1969年に誕生しましたが、そこからセダンタイプの「スカイライン」とスポーツタイプの「GT-R」に分離し、現在に至ります。

GT-Rは、熱狂的な自動車マニアや年収1000万以上の上流階級向けの、正統派スポーツカーというジャンルに相当するのではないでしょうか。タイプは、側面のドアが左右合わせて2つのみで、大衆車よりも運動性能に優れた「クーペ」です。

GT-Rは、他の外国から輸入されるスポーツカーやスーパーカーと言われる車種よりも運動性能が高いにも関わらず、値段もそれらと安く、コストパフォーマンスが高いことが特徴としてよく語られています。
(出典:みんから GT-R)

シビックとGT-Rを比較するとどうなるか?

それでは、シビックとGT-Rを比較してみることにします。全く異なるタイプの二つの車種を比較することで、どのような結果が生まれるかに注目してみましょう。

価格帯(標準グレードの新車価格(税込))

シビックはハッチバックが280万440円、セダンが265万320円、Type-Rが450万360円です。イメージに反し、車体面積が広いセダンの方が安く買えます。

GT-Rは、1023万840円です。シビックハッチバックの3台分は相当する金額と言えます。

燃費(標準グレードのJC08モード)

シビックの場合、燃費はハッチバックが18.0km/L、セダンが19.4km/L、Type-Rが12.8km/Lです。

GT-Rは8.8km/Lです。燃費でいうと、シビックはType-Rを除き、GT-Rの2倍以上ということになります。

走行性能

シビックは1.5L直噴VTEC TURBOエンジンを搭載していますが、これが2.4L自然吸気エンジンを凌ぐほどの凄まじい加速感を誇ります。

最高出力は6速CVTで、134kW (182PS) / 6,000rpm、最大トルクは220N・m (22.4kgf・m) / 1,700-5,500rpmです。

Typer-Rの場合は、専用の2.0L VTEC TURBOエンジンを搭載しています。トランスミッションは6速マニュアルで、最高出力は235kW (320PS) / 6,500rpm、最大トルクは400N・m (40.8kgf・m) / 2,500rpm-4,500rpmです。

一方のGT-Rは、3.8LのV型6気筒ツインターボで、シビックを圧倒します。最高出力は419kW (570PS) / 6,400rpm、最大トルクは588N・m (60kgf・m) / 3,200-5,200rpmです。

価格や燃費など、コストパフォーマンス重視ならシビック、走行性能ならGT-Rが圧倒的であると言えます。

シビックとGT-R それぞれの評価は?

シビックとGT-Rの評価を調べる場合は、それぞれの口コミ(試乗レポート含む)をネット検索して調べると良いでしょう。以下にその一例を紹介します。

シビック

●ハッチバック
こちらはシビックを実際に購入した方のコメントです。足回りの良さを絶賛しており、振動が伝わらず、上質な乗り心地であることなども評価しています。

●セダン
こちらは人気自動車メディアサイト『Response』からの試乗レポートです。同じタイプのセダンとして走りぶりがトップクラスであると称賛を受けています。グローバルカーとしての居住性の良さも高評価を受けています。

GT-R

●GT-R -1
こちらは、インテリアの高級感に加え、「怪獣みたい」と形容するほどの加速性能、ゴツゴツ感のない乗り心地などを評価しています。

●GT-R -2
こちらは、コンフォートモードなら女性でも普通のクーペとして日常的に扱えるほどのコントロールの良さであること、サーキットでの抜群の走行性能などを評価しています。

まとめ

シビックとGT-Rはそれぞれホンダと日産から生まれた、伝統的なブランドであること以外、全く特徴の異なる車です。価格も、燃費も、走行性能も、かなりの差がついており、二つの車種は次元が違い過ぎる点があることは否めません。

しかし、この二つの車種にも共通することがあります。それは、各々にとっての競合車と比べて、加速性能や乗り心地が優秀であることです。

長年の歴史と伝統に裏打ちされた、高水準で安定したクオリティが込められた、愛される車という意味では、シビックとGT-Rは同じであるのかもしれません。
(出典:HONDA シビック)