CR-Vはかつてホンダが製造販売していたミドルクラスのSUVです。現在はコンパクトSUVであるヴェゼルに統合され、日本市場では2016年で販売終了しています。歴代のCR-Vはクロカンやアウトドアに適したクルマであったことから、非常に高い人気を博しており、日本市場での販売終了が惜しまれていました。しかしながら2018年に新型CR-Vが発売されるのではないかという噂もあり、根強いCR-Vファンはその日を待っている状態です。
本記事では、先代CR-Vのスペックと、2018年に発売されるであろう最新型のスペックにフォーカスしていきます。

4代目CR-Vのスペック

先代の4代目に当たるCR-VはRM1型(2.0L FF)、RM4型(2.4L 4WD)と呼ばれ、2011年から2016年の間、日本で販売されていました。
この2011年型のCR-Vに搭載されているエンジンは、R20A型2.0L直列4気筒 SOHC i-VTECとK24A型2.4L直列4気筒 DOHC i-VTECの2種類がラインナップされています。2.0LにはCVTとマッチングされたFFが設定されており、2.4Lには5速ATが組み合わされた4WDが設定されていました。駆動方式を選択すると、パワートレインはおのずと決まってしまうようになっていました。それぞれのエンジンのスペックは次の通りです。
1) R20A型エンジン(FF用)
2.0L SOHC i-VTEC+PGM-FI
最高出力:110kW (150PS)
最大トルク:191N・m (19.5kgf・m)
JC08モード燃費:14.4km/L
2) K24A型エンジン(4WD用)
2.4L DOHC i-VTEC+PGM-FI
最高出力:140kW (190PS)
最大トルク:222N・m (22.6kgf・m)
JC08モード燃費:11.6km/L
どちらのエンジンも非常に力強いものですが、燃費性能はあまり高くありませんでした。

また室内の広さは、長さ2.125mm / 幅1.540mm / 高さ1.215mmとなっており、大人4人がゆったりと座れ、大型の荷室も確保できたくさんの荷物も積むことができます。非常に使い勝手のいいクルマだったのです。
インテリアの特徴としては、レザーパッケージというものがラインナップされていました。シート地が本革で、運転席は8ウェイパワーシートとなっており、高級感を追求した仕様になっていました。

CR-Vはクロカンやアウトドアに適したクルマであり、かつ力強い走りをしてくれるので、ファンが非常に多かったのですが、2011年型の4代目CR-Vは2016年8月に惜しまれながらも販売終了されてしまいました。
(出典:CR-V)

CR-Vの後継者

2011年型の4代目CR-Vが販売終了となった後は、ヴェゼルがCR-VのDNAを引き継ぎました。若干小ぶりになり、エンジンの排気量も1.5Lになっていることから、完全な後継者ではないのかもしれませんが、これまでCR-Vがになってきた役割はヴェゼルが引き継いでいます。
(出典:HONDA VEZEL)

次期型CR-Vはどんなクルマ?

4代目が販売終了となってから2年近く経ちますが、いよいよ2018年8月頃には新型のCR-Vが登場するようです。新型CR-Vがどのようなスペックなのか、大型化は図られているのか、気になる点は多いです。

中国では2017年7月に新型CR-Vが既に発売されています。アメリカ製北米市場向けのものよりは中国向けの方が日本市場向けに近いスペックだと考えられますので、中国向け仕様の情報をもとに日本向けCR-Vのスペックを予測していきましょう。

1) パワートレインのラインナップ

中国で発売された新型CR-Vには、1.5L直噴ターボエンジンを搭載する「SPORT TURBO」と2モーターハイブリッドシステム「SPORT HYBRID i-MMD」を搭載する「SPORT HYBRID」の2タイプがあります。

恐らく日本向けにも同じパワートレインが採用されるのではないかと考えられます。というのは、最近のホンダの技術動向を考えると、一つはダウンサイジングターボを採用して燃費性能と動力性能を両立させていること、二つ目は2モーターハイブリッドシステムを水平展開していること。中国向けに投入された2つのパワートレインが、これらと完全に合致することから、ほぼ間違いないと思います。
どちらのパワートレインであっても、先代CR-Vよりもかなり燃費が改善されている事は間違いありません。

ボディサイズ

4代目CR-Vと中国仕様の新型CR-Vのボディサイズを比較してみましょう。

4代目CR-V日本仕様新型CR-V中国仕様
全長(mm)4,5354,585
全幅(mm)1,8201,855
全高(mm)1,6851,679
ホイールベース(mm)2,6202,660
車両重量(kg)1,4601,642
乗車定員(名)

先代CR-Vと比較しても大型化が図られていますので、ヴェゼルに対してはかなりの大型化が図られることになります。

駆動方式

中国仕様の新型CR-Vはガソリン車、ハイブリッド車ともに4WDが設定されています。先代CR-Vでは、2.0L車が2WD、2.4L車が4WDとはっきりと棲み分けがされていたのですが、悪路や雪道の走破性を考えると、ガソリン車、ハイブリッド車ともに4WDになるのではないかと思われます。あえてFFのユニットを開発するほど、ホンダは開発費や工数をかけてこないと思います。こういった理由から、燃費性能を考慮すると、ハイブリッド車の方がおすすめだと思います。

レザーパッケージ

先代ではレザーパッケージという、本革シートを採用した高級仕様がありました。3代目以降高級仕様へと軸足を移しつつあるCR-Vですので、次期型CR-Vでもレザーパッケージは踏襲されるのではないかと思います。

先代からの違い

先代では高級志向のクロカン・アウトドア用SUVであったCR-Vですので、この路線は踏襲するものと思われます。日本ではなかなか受け入れられない高級SUV(そもそもジャンルがない!)ですが、ライバル車との差別化を図るために、必要なことだと思います。ですから乗り心地やインテリアには高級感がありながらも、悪路の走破性が高いものになるでしょう。中国仕様で4WDのみが設定されていることを考えると、わざわざ日本向けだけにFFの開発をするというのは考えにくく、日本でも4WDのみが発売されるのではないでしょうか?であれば、悪路の走破性には絶対の信頼性があると思います。

まとめ

新型CR-Vはアメリカ生産の北米向け仕様ではなく、中国生産の中国向け仕様に近い形となるのだと思われます。北米市場は特殊なニーズのある市場なのでアメリカで独自開発されており、日本向けとは一線を画しています。
中国で先に発売された新型CR-Vですが、明らかに大型化が図られており、より高級志向へと向かっているのだと思います。恐らく内装にレザーを使ったりして質感を持たせてくるでしょう。新型CR-Vには、高級SUVという新たなカテゴリーを切り拓いてもらいたいですね。