世界中で大人気、在庫僅少で納車に2年待ちのスポーツカーのホンダNSX。

2017年にデビューし、早くもインターナショナルエンジンオブザイヤーで賞を獲得し話題となっています。

今日は新型NSXのパワートレインの特徴、スペック、走行性能を徹底解剖します。

縦置ハイブリッドシステムに3つのモーター

新型NSXのパワートレインは、ツインターボエンジンに3つのモーターを組み合わせた、とても珍しいユニット構成です。

V6 3.5lツインターボエンジンを縦置で配置し、前輪の2つのモーターと、エンジン側の1つのモーターが駆動をアシストします。

これら3つのモーターがターボラグ(ターボエンジン特有の、アクセルを踏み込んでから最大出力が出るまでに発生する時間差)を埋めることで、アクセルとエンジンの連動感を生み出しています。

ミッションは9段デュアルクラッチオートマチック

新型NSXのミッションは9段デュアルクラッチオートマチック(DCT)です。

開発途中ではレジェンドに採用している7段DCTを流用する予定でしたが、NSXのパワートレイン向けに新たに開発されたミッションです。

9速で100km/h走行時の回転数は、1,700rpmとなっています。

走行モードは4種類 シーンにあわせてパワー特性を選択可能

新型NSXは、走行シーンに合わせて4種類の走行モードを、センターコンソールのダイヤルスイッチで選択できます。

・Quiet

その名の通り静音性を重視した走行モードです。

低速域をEVモードで走行し、エンジン始動時には回転数を4,000rpm以下に抑えて静音性を保ちます。

・Sport

Quietモードに対して、エンジン回転数の上限値が無い、走り心地重視の走行モードです。

ミッションの変速動作も、エンジン回転数を高めにセッティングされます。

・Sport+

Sportモードよりもさらにシフトチェンジの時間を短くセットし、アクセル感度を高めた走行モードです。

モーターアシストの出力も最大となります。

・Track

サーキット走行用の走行モードです。

パワートレイン、ミッション、ステアリングすべてのセッティングが出力重視となります。

また、発進時にエンジンとモーターの出力を最大値にする、ローンチモードも有効になります。

SH-AWDが実現したコーナリング性能

NSXはホンダのお家芸SH-AWDを、ハイブリッド用にチューニングした四輪駆動を採用しています。

カーブに差し掛かると前後輪のパワー配分を自動的に制御するため、ハンドルを切った方向にスッと自然に曲がることができます。

高出力のスポーツカーは、ハンドル制御が難しく、走り心地良く操るには慣れるまで時間がかかります。

しかしSH-AWDにあやかることで、コーナーも道路に吸い付くように、走り心地良く曲がることが可能です。

スポーツカーの楽しさと、高級クーペのようななめらかな走りを両立する技術です。

まとめ

新型NSXは、ホンダが新たに開発した技術が詰め込まれた1台です。

スポーツカーに乗るというよりも、「テクノロジーに乗る」感覚を味わうことができます。

走行性能だけではなく、静音性や乗り心地も考慮されている点は先代のNSXのDNAを受け継いでいますね。