s660

(出典:www.honda.co.jp/S660/)
ドノーマルのホンダs660を探すことは、ドノーマルのローバーミニを探すようなものかもしれません。

走りの良さ、こだわりたくなる気持ちを湧かせてくれるクルマは世の中そんなにありません。

s660はこの代名詞とも言えるクルマでしょう。

そんなs660を一般使用する視点も含めてインプレッションします。

s660とは?

ホンダビートの後継車として2015年に発売されたs660。

当時入社4年目、若干26歳の社員、椋本氏が開発責任者として話題を呼んだクルマでもあります。

駆動方式はMRで、先代ビートとはコンセプトが大きく異なるのが特徴です。

エンジンはNBOXなどにも用いられているS07A型ターボエンジンに、s660仕様のスペシャルターボチャージャーを搭載。

高いハンドリングの応答性は、エンジンが横置きとなって重量配分の最適化が図られた為です。

スポーティな走行感覚を味わうべく軽自動車初の6MTが採用されたほか、CVT車には7速パドルシフトを設けるなどライトウェイトスポーツに恥じぬ仕様が見所でしょう。

オープンカーで有りながらルーフの開閉は簡単にでき、軽量だが雪の重みにも耐えられる設計がされています。

またリアの小窓も開閉可能で、開ければエンジンサウンドを堪能できる、クルマ好きのマニアックな仕様が施されています。

αとβの相違と共通点

s660にはαとβ2タイプが用意され
αがハイグレードモデル、βはベーシックモデルとして位置付けられています。

価格・燃費・ボデーカラー

価格は
・α 218万円
・β 198万円

どちらも6MT/CVT同じ価格設定となっています。

JC08燃費は両タイプとも変わらず
・6MT 21.2km/L
・CVT 24.2km/L

どちらも6MT/CVT同じ価格設定となっています。

ボデーカラーですがβは

・プレミアムスターホワイトパール
・アドミラルグレーメタリック
・プレミアムミスティックナイトパール

以上3カラー。

一方αは上記3カラーに加え
・プレミアムビーチブルーパール
・カーニバルイエローⅡ
・フレームレッド

計6種類のカラーを選択できます。

安全性能

両タイプとも
・サイドエアバックシステム
・アイドリングストップシステム(CVTのみ)
・VSA(横滑り制御装置)
・ヒルスタートアシスト機能(坂道発進時の瞬間的な後退を抑制)
・LEDヘッドライト

などが標準装備。

加えてメーカーオプションで

シティブレーキアクティブシステム(低速衝突回避+誤発進抑制機能)

の搭載が可能です。

唯一の相違点は、αにのみクルーズコントロール(車間調整機能)が採用されていることです。

安全性能の中でも特徴的なのがエアバックで、世界初の「内圧保持」技術が用いられ、乗員の安全確保に貢献しています。

エアバックの長年の課題は、開いた瞬間に内圧が乗員へ与える衝撃が大きく、むち打ちなどの2次被害に繋がることです。

これを改善したのが新開発のエアバックで、表皮が乗員に到達してから内圧が加わる仕組みに変更されました。

これにより、”当たり”が軽減され、かつ内圧が保持される時間が伸び、より安全性が高まりました。

インテリア

αとβの差が最も感じられるのがインテリア。

βがブラックを基調としているのに対し、αはクロムメッキ調のゴージャス感漂う仕様に。

またαにのみ採用されているのが
・ステンレス製スポーツペダル
・本革MTシフトノブ/本革CVTセレクトレバー
・本革ステアリングホイール
・スポーツレザーシート

欧州の高級車を思わせるようなスタイリングと、走りたくなる衝動を呼び覚まさせるドライブギアは必見です。

ユーザーボイス

ユーザーボイスを紹介します。

やはりクルマ好き、ビートの頃から愛着があるなど、走りへのこだわりを持もれた方が多い印象です。

・世界一安いスーパーカー

・エンジンもうちょっとパワーが欲しい

・ハンドリングの追従性が良く、山道走行が楽しい!!

・居心地の良いインテリア、メーターも見やすい。ステアリングやペダルがスポーティな一方、サイドブレーキだけが安っぽく感じたのでオプションを追加した

・この走行性能でこの価格は”買い”

・スポーティなデザインがたまらない

・荷物が入らない

近年、小排気量ターボエンジンが主流となり、一般車でもパワーのあるクルマが巷に増えました。

軽とはいえ、パワーを求む声は多く聞かれます。

裏を返せば、インテリアやボデー剛性、走行性能が高いため、より良いモノを求めたくなる人間の性を垣間見る事が出来ます。

走りの楽しさを求める方にうってつけのクルマに仕上がっているようですね(荷物はコンパクトにしましょう)。

まとめ

(出典:www.honda.co.jp/S660/)
ホンダs660についてインプレッションしました。

かつて本田宗一郎が追い求めた、移動の楽しさを一般層の方でも楽しめるクルマ、という印象を受けます。

以下、s660の主要スペックです。

・車重850kg(CVT)/830kg(MT)
・水冷直3横置きターボ
・無鉛レギュラーガソリン
・燃料タンク25L
・馬力/トルク 64ps/10.6kgf・m
・最小回転半径4.8m
・価格 α218万円/β198万円
・燃費 6MT 21.2km/L CVT 24.2km/L