かつてスポーツカーには欠かせないと思われていたアイテムが「リトラクタブルライト」。

普段は隠れているヘッドライトが点灯時のみボディからせり出してくる様子は、その手品のようなアイテムが心を昂ぶらせるものでした。

ホンダ アコードは4ドア車でリトラクタブルライトを採用されたスポーツセダンです。

リトラクタブルライトにするの意味は?

リトラクタブルライトにした意味は、当時、アメリカにて規定ヘッドライトしか使用できないこともあり、デザイン性と低ノーズ、また高い位置でのライトのそれらをすべて解決し採用されたのが、点灯時だけはリトラクタブルするライトがでした。

また、空力特性にも有効であったリトラクタブルライトはスポーツカーの代名詞となっていきました。

日本でのリトラクタブルライトの歴史

国産車ではトヨタ2000GTが初採用した後は、採用例が途切れたが、1970年代のスーパーカー・ブームで一躍有名になったフェラーリ512BBやランボルギーニ・カウンタックといったマシンがリトラクタブルライトを採用していたこともあり、1980年代には多くの車に採用されていきました。

リトラクタブルライトはなぜ消えた?

リトラクタブルライトはなぜ無くなった理由が2つ挙げられる。

1つ目は、異形ヘッドライトの製造技術の進化で、リトラクタブルライトにしなくとも低ノーズスタイリングが可能になったこと。

2つ目は、歩行者保護の観点から、点灯時に突起物となるリトラクタブル型はネガティブな要素となることから、リトラクタブルライトは無くなっていきました。

リトラクタブルライト代表車

・マツダ RX-7

1978年にデビューした初代サバンナRX-7。

低ノーズの先端に国産ではトヨタ2000GT以来となるリトラクラブルライトを採用し、軽量でコンパクトなロータリーエンジンは、当時石油ショックと排ガス規制の中、日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞しています。

その後、2代目、3代目とリトラクタブルライトは引継ぎ2002年、国産車最後となったリトラクタブルライトは生産終了をしました。

・トヨタ MR2

1984年にコンパクトMR車としてデビューしたMR2。

国産車初の2シーターMR車として、日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞しています。

その後、2代目もリトラクタブルライトは継承されましたが、1999年に発売されたMRSには採用されませんでした。

・ホンダ アコード

1985年に登場した3代目アコード。

4ドア車としては1981年デビューの3代目マツダ・コスモ以来となるリトラタブルヘッドライトの導入や、フラッシュサーフェス処理によって、Cd値0.32という実用車としてはトップクラスの空力性能を実現していました。

FF車としては世界初となる4輪ダブルウイッシュボーンを採用し、操縦性と乗り心地を高次元で両立。

その先進的な設計思想が高く評価され、日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞しています。

1989年に4代目アコードが誕生しましたが、リトラクタブルライトは採用されませんでした。

ホンダ アコードの今

2017年10月に北米で発売された10代目アコード。

コンパクトターボエンジンやハイブリッドなど、クラストップの燃費性能や車内WiFiなどプレミアムセダンへと進化しています。

今後日本にも発売が予想されますが、3代目アコード同じく先進的な10代目アコードは、間違いなくクラストップのプレミアムセダンとなるでしょう。