燃費「も」よいハイブリッド、レジェンドのスペックは?

ホンダレジェンドは、スーパースポーツカーのNSXを除けば、ホンダのトップモデルとなる高級サルーンです。

エンジン、駆動方式は1種類で、グレードも「ハイブリッドEX」(7,074,000円:税込み)のみのモノグレードとなっています。

そのスペックですが、V6 3.5L直噴i-VTECエンジンに3つのモーターを組み合わせ、SPORT HYBRID SH-AWDと名付けられた新生代の四輪駆動システムとなっています。

このSPORT HYBRID SH-AWDは四輪駆動でありながら、エンジンと後輪を結ぶプロペラシャフトを持たず、それぞれ独立したモーターで左右後輪を駆動するのが特徴です。

両輪のモーターでトルク配分を変化させることで、高い直進安定性を保ちながら、いったんコーナーリングを始めると優れた回頭性を見せるという離れ業をやってのけます。

プロペラシャフトがない分、パワーロスも少なく、軽量に仕上がることから、システム合計382psというハイパワーを実現しながら、16.8km/L(JC08モード)と2Lセダン並みの燃費を実現しています。

レジェンドの実燃費は?

カタログ値ではほぼ5mのフルサイズセダン、しかも4WDということを考えれば驚異的な低燃費といえるレジェンドですが、実燃費の方はどうなのでしょうか。

マイナーチェンジ前のモデルが中心になりますが、実燃費を試乗記や口コミサイトなどでチェックしてみると、街中で10~12km/L、流れのよい郊外の道や高速道路で12~16km/Lといったところのようです。

車重約2トンという巨大なボディで、しかも四輪駆動という不利な条件がそろっていることを考えれば十分低燃費で、特にストップ&ゴーの多い街中での落ち込みが少ないのも特徴です。

レジェンドと競合車のクラウンを比べてみると?

ハイブリッド+4輪駆動の高級サルーンは意外に少なく、レジェンドの競合車となり得るのはトヨタ・クラウンハイブリッド・アスリートG-Four(6,064,200円:税込み)しかありません。

この2台を比較すると、燃費の面では排気量が2.5Lでホイールも17インチと小さいサイズを採用したクラウンが21.0 km/とリードしています。

ただし、オプションの装着で車両重量が1.770kg以上となった場合には、19.0km/Lとなるので差はかなり縮まりますし、ホイールもオプションの18インチを装着すればさらに悪化する可能性があります。

一方で、パワーに関しては3.5Lエンジンを積むレジェンドの圧勝です。

さらにクラウンの4輪駆動は、どちらかといえば生活4駆に近い性格のもので、レジェンドのようにオンロードで積極的に性能を高めるタイプのものではありません。

価格面ではクラウンの方が100万円ほど安くはなりますが、モデル末期ということもあり、安全性やLEDライトの採用といった装備面では見劣りしてしまう部分があるのは仕方ないでしょう。

クラウンにも専用の高級オーディオシステムやLEDライト、19インチホイールといった装備を追加していくと、レジェンドに対し価格面でのアドバンテージはなくなっていくことから、総合的にみてレジェンドの方がリーズナブルに思えてきます。

まとめ

かつてはカタログ燃費と実燃費が大幅に乖離している例も見受けられたのですが、レジェンドは実燃費でも十分満足できる数値を記録しています。

その上で、SH-AWDによるシャープなハンドリングとハイパワーでスポーティーカー顔負けの走りを見せるレジェンドには直接の競合車は存在しないといってもよいでしょう。

ハイブリッド車というと、一般的には燃費はよいものの、走りの楽しさは今一つ、という印象がありますが、レジェンドには当てはまらないようですね。